コンテスト課題曲を意識せず普通のオーディオを目指した
アウディS4アヴァントの導入によってお役御免となった、2010年までのパイオニア・カーサウンドコンテスト出場車が、このアルファロメオ156スポーツワゴン。このクルマで出場した最終年の2010年には、見事2位に入賞している。
システムは、カロッツェリアXのソースユニット&デジタルプロセッサーに、カロッツェリアのRSスピーカーを組み合わせた構成。パワーアンプはあえて最上級のものではなく、10万円台のPRS-A900を使用している。
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シンプルでダメージを最小限に抑えるインストール |
目指したのは普通のオーディオだそうで、インテリアもいたって普通。ダッシュボード上のトゥイーターは大型なので少しばかり目立つが、それでもできるだけ目立たないようなインストールだ。
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ラゲッジルームにはパワーアンプ、サブウーファー、安定化電源を装着 |
音も普通を目指し、あえてコンテストの課題曲に合わせたチューニングなどしていないそう。装着した機器の能力を最大限に引き出し、あるがままの音を再現する。それこそ、オーディオの本来の姿であるべきだし、その姿勢でコンテスト上位入賞を果たしたのは、素直にスゴイと思う。ダイヤトーンのスピーカーを搭載したアウディとは違う、いたってクールな音は、いかにもフルにカロッツェリアで構成したシステムらしいサウンドだ。